英国ゴールデンというと、白やクリーム色の子が多いです。オペルのように茶色が濃い英国ゴールデンレトリバーはあまり日本でお会いすることがないです。
後で詳しくお話しますが、生まれた場所はイギリスのブリーダーさんのところだったようです。
オペルが我が家に来てから、3回(横浜⇒23区内⇒23区外)引っ越しをしています。
二子玉川にはたくさんのお友達がいます。江の島にはオペルを歓迎してくれるお店がありますし、観光客のみなさんにかわいがってもらえます。青葉台にはオペルの古くからのお友達のビバがいます。
どれも盗み食いをするくらい、大好きな食べ物です。
オペルは食いしん坊なので、基本的にはなんでも食べちゃいます。
オペルはかわいい=自分のことだと認識しています。食いしん坊なので、おやつもごはんも大好きな言葉です。
オペルは独りぼっちがとてつもなく嫌いなので、お留守番という言葉が嫌いです。飼い主が出かける時に「いい子にお留守番していてね」というと、とても悲しそうな顔をします。
この世の中からなくなってほしいと思うくらい嫌いなもののはずです。音が怖くパニックになっておもらしをしてしまうくらいです。
穏やか、優しい、甘え上手、平和主義者、犬も人間も大好きな性格です。
オペルはイギリスのブリーダーさんから来たと先ほどお話しましたが、今の飼い主がイギリスから輸入したわけではありません。
日本盲導犬協会が輸入したのです。本来であればオペルは日本盲導犬協会で訓練をされて、盲導犬かもしくは盲導犬の候補となる子どもを産む繁殖犬として活躍する予定だったのです。
しかし、オペルには股関節形成不全という疾患が1歳頃に判明したため、盲導犬にも繁殖犬にもなれず、キャリアチェンジをして我が家にやってきたのです。
オペルが子犬の時はパピーウォーカーに育てられました。
犬を飼うなら、大型犬で毛がふさふさした犬がいい!というぼんやりとした希望として持っていました。そんなときに駅で、盲導犬のパピーウォーカーが散歩をしていました。パピーウォーカー中という洋服を着ていたのですぐにわかったのです。
パピーウォーカー中の子犬を見た時に、もし盲導犬になれなかった時にはあの子はどうなってしまうのだろう?と疑問に思い、日本盲導犬協会のサイトを閲覧しました。
そうしたところ、盲導犬になれなかった子たちは、キャリアチェンジ犬として、家庭犬や日本盲導犬協会のPRをするPR犬になると説明がありました。
そんな説明を読んだら、今すぐにでも大型犬が我が家に来ることを夢を見て、さっそく日本盲導犬協会にキャリアチェンジ犬の申し込みをしました。
申込みをした結果、夢は早々に敗れたのです。夢が破れた理由は、日本盲導犬協会にゴールデンレトリバー自体の数が少なく、いつキャリアチェンジする犬が現れるかわからないと言われたのです。最低でも1年はお待ちくださいとの連絡を受けました。
急いでもいませんでしたので、気長に待とうと思っていたところキャリアチェンジ犬希望の申込をしてから3か月ほどでご希望のゴールデンレトリバーがキャリアチェンジになりました!と電話がありました。
1年は待つつもりのところに入った連絡でしたので、ええぇ?!もう??という感じで、喜びというよりも驚きのほうが大きかったことを今でも覚えています。
そのあとはオペルと面会をしてトライアル期間を経て正式に我が家の犬としてオペルを迎え入れて現在に至っています。
初めて会った方に名前は”オペル”ですというと、?という顔をされたり、車が好きなの?と言われます。
オペルという名前は、我が家でつけたものではなく、パピーウォーカーの方がつけてくださった名前です。
パピーウォーカーの方は、女の子が来るのか男の子が来るのかわからないなか、日本盲導犬協会の依頼で名前が始まるアルファベットだけを言われるそうです。
オペルの時には、Oから始まる名前を考えてください。と言われたそうです。オペルの他にもいくつか候補があったようですが、最終的にはオペルとなりました。
ポチ、タマ、ゴンなどと犬や猫の名前は二文字が呼びやすいです。オペルの場合には、オペ、ペー、と略されています。どの呼び方でもきちんとオペルは理解しているようです。